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福聚会・無量荘が開設20 周年を迎えることができましたことは、ご利用者、ご家族、地域の皆様、ボランティアの皆様、行政等関係者の皆様、職員ほか多くの方々のご支援、ご協力のおかげと心より厚く御礼申し上げます。脱サラで始めた無量荘は、無謀にもまったく福祉の世界を知らない4人によるスタートでした。当時、全国には「宅老所」と呼ばれる小規模施設が少数ながらも存在し、よい介護を提供してご利用者やご家族、地域から高い評価をいただいておりましたが、行政の支援が無く経営的にはどこも厳しい状態でした。栃木県は地域のそういった取り組みを支援するために、全国に先駆けて制度を作ったのです。私たちはその「高齢者デイホーム事業」の制度を利用しての立ち上げでした。最初は、高齢者の皆さんにゆっくりくつろいでいただける時間と空間を提供できればよいとの素朴かつ稚拙な考えでおり、事業を立ち上げるというような大それたものではありませんでした。ですから、わからないことだらけの毎日で、行政や他事業所へ疑問をきいたり、伺って実際の現場を見せて戴きながら、やっとやっと仕事をしていた状態でした。当時は、ご利用者の皆さんに、「どうしたら楽しんでいただけるか?快適に過ごしていただけるか?」ばかり考えていたように思います。このような無量荘が今日を迎えられたのも多くの方々に支えられてのことと感謝の気持ちでいっぱいです。ただ私たちには、こんな素朴な考えでも手を抜かず、毎日起きる問題に丁寧に向き合ってきたとの自負もございます。皆で作り上げる福祉を大切にして、そして信念や理想、地域福祉、時代を見据えながら、また、多くの方々のお力を頂戴しながら、微力ではありますがこれからも、職員一同がんばって参る所存です。これからもご指導ご支援いただけますよう宜しくお願い申し上げます |